「○○ちゃん、夜遅くまで勉強して偉いね。夜食を用意するね」というのは30年前の話です。
結論:睡眠時間と海馬の体積には相関関係があります。効率を考え早く寝ることが推奨されます。
以下は厚生労働省が発表したデータですが、日本人の睡眠時間は欧米諸国に比べて短いことが明らかになっています。また、日本の子供たちの睡眠時間は親の影響を受けています。
塾から帰宅した子供が夕食を済ませ、お風呂に入ると大体22時を過ぎてしまいます。その後に勉強を始めると、精神的、肉体的にどれほど負担がかかるかご理解いただけると思います。
睡眠時間が小児の灰白質容積と正の相関を持つとの報告があります。この相関は両側の海馬に見られ、特に平日の睡眠時間に関連しているとされています。
出典:NeuroImage, Volume 60, Issue 1, March 2012
Sleep duration during weekdays affects hippocampal gray matter volume in healthy children – PubMed (nih.gov)
小学生の睡眠目標は9時間ぐらいとなっています。現実的には難しいかもしれませんが、まずは意識することからスタートしましょう。
親御さんはまず自身の睡眠時間を見直しましょう。
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