結論:低学年では語彙力に差が出る可能性がありますが、受験では大きな関係はありません。
中学受験で国語が苦手な子供たちの多くは、幼少期に多様な本を読んでいないことが原因だと思われがちですが、実際には国語の偏差値向上と読書量はそれほど関連していないと私は結論付けています。
実際に私の子供は読書が嫌いで、本はほぼ読んだことがなく小さい特に読み聞かせもほとんどしませんでした。
小学5年生の時に受けた5月のサピックスオープンで国語の偏差値が30点台だったことには笑ってしまいました。しかし、小学6年生で早稲田アカデミーのNN早実模試を受けた時には、国語で1位/305人を取ることができました。(子供に聞くと、試験終了後の国語の出来は普通だったそうです。)
国語の偏差値を上げるために様々な書籍を読み漁り、立てた受験戦略は語彙力の向上です。読解と読書は全く違う作業であり、読解するためにはかなりの語彙力が必要です。
小学5年生の一年間で何をやったのか?語彙力向上と塾の課題を1つ1つこなしただけです。国語が苦手強化で幼少期の読書量が課題とお考えでしたら、まずは徹底的に語彙力を強化してみては如何でしょうか?